こんにちは。管理人の佐和子です。
2/24、第2回目の回復クラスを受講しました。
抑鬱が酷くて余程欠席しようかと思いましたが、心に鞭打って参加しました。
今回も、鞭打った甲斐がある濃厚な内容でした。
この日は抑鬱が辛く頭をゆらゆらさせながらの受講で、本当にごめんなさい。
では早速所感を記録します。
■自分らしさを守るもの 境界線■
◆パーソナルスペース
虐待サバイバーは殆どの場合パーソナルスペース」を与えられません。
加害親はいつでも子どものスペースに侵入し、
或いは子どもが建設したパーソナルスペース(私はー自分の世界ーと呼んでいます)を易々と踏み越え、子どもの世界を蹂躙し破壊し親の支配下に置こうとします。
私は子供心に「自分」を持ってはいけないのだと、自分に言い聞かせて育ちました。
形ばかりの子ども部屋に母親が当然の顔をして侵入し、私の全てを支配していたからです。
反抗期にギュッと「境界線」を引くと、またそこを大股で超えてくる親によって、
私の世界はいとも簡単に破壊され親の世界に取り込まれてしまう。
その繰り返しでした。
「もうこうなったら徹底して反抗してやる!」と思い定めて全身全霊で反抗してもそれは続きました。
そしてついには「親が決めた押しつけの結婚」によって、完全に親の支配下に取り込まれてしまいました。
(後に家出して離婚に持ち込み、序でに親も捨て切りました)
パーソナルスペースを「持ってはいけないのだ」と思い込み、
それが当然のように育った私に、自尊心が育つ訳がありません。
私の境界線はいつも曖昧で、他者が侵入しようとすれば
いとも簡単にそれを許したでしょう。
それは「ワーカーホリック」という形で表われました。
人間関係にも顕著に表われました。
「NO」が言えないのです。
子どもの頃、母親の顔色を窺っていたかつての私が居ました。
仮面をつけ、大人の振りをし、物解りのいい、お人好しを演じていました。
そうこうするうちに、相手は更に譲歩や料金に見合わない過剰なサービスを
要求してくるようになりました。
身体も心も疲弊し、薬に頼って仕事をしいても、それでも尚「NO」が言えません。
精神科医から「1週間に1日は休みを作りなさい」と執拗に言われても
どうしても「NO」が言えませんでした。
その頃の私は、自分を守る力が備わっていなかったのです。
≪境界線を守るために≫~心の護身術~の項、第一項。
■第1の方法~ルールをつくる、を実践してみたいと思います。
2018年2月26日記載
回復ミーティングなどの場、そして仲間達以外の「他者の身の上話」を聞かない。
私はどういう訳か「愚痴の聞き役」になってしまいます。
それは延々と続く身の上話です。
私自身が抑鬱で辛くても、その人は私の都合など考えることなく、
話しは延々と続きます。
しかし「その話はもうこのへんで~」とは言えません。
他の理由をつけて席を立つこともできませんでした。
延々と、壊れたレコードのように続く身の上話を聞かされるはめになります。
私は鬱病と解離性障害を患っています。
決して強靱なメンタルとは言えません。
私自身が「今日は気持ちよく目覚めたな。直ぐに稼働できるな」という日は希少で
毎日ベッドから出てキッチンに立つまでに長い時間を要します。
心と身体は連動しており、倦怠感に悩まされます。
とても他人様の身の上話に付き合えるメンタルではありません。
幸い夫との生活の中で「私の世界」に侵入されたり破壊されることはありません。
今後は他者との関わりにおいて、しっかりと自分の境界線を引き、
今度は私が「壊れたレコード」のように「NO」と言えるよう
許容不可なことは不可なこととして賢く振る舞っていきたいと思います。
以上、所感です。
この講座により、回復に繋がる「言語」を着実に手に入れています。
「心」の状態を知り、また回復に繋がる言語を手に入れるのはとても重要です。
長文、読んでくださって、ありがとうございます。